環と周/よしながふみ | 元漫画少女の雑記帳

環と周/よしながふみ


大奥は作者買いで何となく買っていたのが、江島生島当たりからどんどん好きになり医療編で完全にハマった。その後の幕末編も良かったので完結はとても残念だったんですが、その後に出たこの作品もかなり良かったので久し振りに書こうかと。

大奥もSF作品ではあるんだけど、この作品もそうなのかな。
登場人物の名前だけ同じで設定の時代もバラバラな読み切り作品を読む。
まずは令和の夫婦と多感な一人娘の物語。夫婦の名前は周(ちかね)さんと環さん。
次に明治時代の女の子たちの友情物語。同じく周さんと環さん。
次は昭和50年代?の元看護婦の環さんと近所に住むやや放置子の周くん。
その次は昭和20年代の帰還兵の環班長と周さん。
最後は江戸時代の環さんという武士で手習い所の師匠と、旦那の仇討ちにやってきた周さん。

そこまで読んでそういう事か!と分かる。
流石だなと思ったので詳細は書きませんので是非!
SF好きにも勧めたい作品です。

明治編では環ちゃんが大奥の家茂さん顔でなにかと和宮様の鼻の周さんの世話を焼き、最後まで読んでそういう事かと分かった後に改めて家茂様と和宮様や胤篤様と家定様、青沼さんと源内さんの時代を変えて幸せになる話を読みたいと思いました。